カーマーキング
広告メディアに最適なカーラッピングとは? 効果や料金も紹介

街中で、企業名や商品の絵が描かれたトラックや営業車を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。このような車に装飾を施す「カーラッピング」は近年日本に広まり、現在では多くの企業が広告やブランディングに活用しています。そこで、ここではカーラッピングに興味がある方に向けて、カーラッピングの効果や施工可能な車種、目安の施工料金などについて説明します。
目次
- ラッピングカーとは?
ラッピングと塗装の違い
ラッピングを施す車の種類
ラッピングカーの広告効果とは?
―“動く広告”で注目度が高い
―イベントとも連動させやすい
- カーラッピングの目安の施工料金
カーラッピングのDIYは可能?
- カーラッピングの施工の流れ
施工の流れ
―完成までの期間の目安
依頼前に知っておきたいポイント
―耐久年数は1年以上
―洗車機の使用は避けるべき
- まとめ
ラッピングカーとは?
ラッピングカーとは、専用の大きなフィルムで車を丸ごと包み込んだ(ラッピングした)車のこと。フィルムは貼って剥がせるため、簡単にカラーチェンジができ、複雑なイラストなども印刷できることが特徴です。企業用途では、広告やブランディング、イベントの宣伝などに使われています。
ラッピングと塗装の違い
ラッピングと塗装は、手軽さや施工期間の長さ、デザインの自由度の高さが異なります。ラッピングと塗装の違いを以下の表で簡単に説明します。
ラッピング | 塗装 |
---|---|
・剥がして元通りにできる ・施工期間は7日前後(フルの場合) ・細かい柄が表現できる、写真も印刷可能 |
・一度塗ったら元に戻せない ・施工期間は3週間前後(フルの場合) ・デザインは塗装業者の腕次第 |
ラッピングを施す車の種類
カーラッピングは一般車両だけでなく、大型バスや工事用の特殊車両など幅広い車種に施工できます。ラッピングが可能な車の種類を紹介します。
- 軽自動車
- コンパクトカー
- ワンボックスカー
- タクシー
- トラック
- バス
- バイク
- 工事用の特殊車両
車以外では、電車や飛行機にもラッピングが施されています。日常生活で、ゲーム・アニメのキャラクターや、企業のプロモーション広告が描かれた電車や飛行機を見かけたことがある方が多いかもしれません。
ラッピングカーの広告効果とは?
ラッピングカーは広告メディアに最適です。その理由を2つお伝えします。
“動く広告”で注目度が高い
ラッピングカーは“動く広告”です。つり革広告や店頭看板、ポスターなどのような“固定された広告”よりも多くの人の目に留まるため、高い宣伝効果を発揮できます。また、特定のエリアを走行するラッピングカーは、特定の地域や特定の年代層にアピールしたい場合に最適です。反対に、不特定多数のターゲットにアピールしたい場合は、マス広告である新聞やテレビなどの方が適しています。
イベントとも連動させやすい
SNSや新聞、雑誌などの他の広告メディアと連携しやすいこともラッピングカーの特徴の1つです。例えば、求人広告のラッピングカーにQRコードを印刷すれば、スマートフォンなどで読み取ってそのまま応募してもらうことができます。また、不動産の営業車のボディに企業のロゴや電話番号を記載すれば「部屋探しをしたい」と思っている人にインパクトを与え、来店につなげることも可能です。
カーラッピングの目安の施工料金
ここでは、カーラッピングに興味を持っている方に向けてカーラッピングの目安の施工料金を説明します。
施工料金の目安(フルラッピングの場合)
軽自動車 | 230,000円~ |
---|---|
ワンボックスカー | 340,000円~ |
小型トラック 大型トラック |
200,000円~ 700,000円~ |
マイクロバス | 500,000円~ |
※あくまでも一例です。必ずこの価格になるとは限りません。
ルーフやボンネットなど車の一部にラッピングを施す「カーマーキング」であれば、車両全体をフィルムで覆う「カーラッピング」よりも安い料金で施工可能です。また、短期仕様か長期仕様か、車体に凸凹が多いかどうかによっても施工料金は異なります。より正確な金額を知りたい場合は業者に見積もりを依頼すると良いですが、その際に詳しい施工工程やアフターサポートの充実度など、価格以外の面もチェックしておくと良いでしょう。
カーラッピングのDIYは可能?
カーラッピングのDIYは不可能ではありません。しかし、自分で作業した場合、時間がかかる、ムラが出てしまうなどのデメリットもあります。ラッピングフィルムは貼り直しを繰り返すほど硬くなり、貼りにくくなります。そのため、慣れていないと完成までに時間を要してしまいます。また、貼り方が不十分だと剥がれやすくなり、結果的に耐久年数が短くなってしまうことも。コストより仕上がりの質を重視するのであれば、業者に任せた方が良いでしょう。
カーラッピングの施工の流れ
カーラッピングを業者に依頼した場合の施工の流れや施工期間の目安、依頼時に気を付けたいポイントをご説明します。
施工の流れ
施工の流れはおおむね以下のようになります。
- 1.問い合わせ
- 2.見積もり
- 3.ヒアリング
- 4.契約
- 5.デザイン確認
- 6.施工・納品
- 7.メンテナンス
完成までの期間の目安
施工期間は会社によりばらつきがありますが、フルラッピングの場合7日前後で完成します。カーマーキングの場合は最短1日で終わる場合もあるようです。
依頼前に知っておきたいポイント
施工を依頼する前に知っておきたいポイントをいくつか紹介します。
耐久年数は1年以上
使用状況によって差異は出ますが、およそ1年以上の耐久性があります。また、各メーカーによって、再剥離性(糊を残さずにきれいに剥がすことができる期間)はおよそ3年といわれています。
洗車機の使用は避けるべき
洗車機の使用はフィルムが剥がれる原因になります。手入れを行う際は、柔らかい布や柔らかめの洗車ブラシを使って、水道水で優しく洗い流しましょう。また、マット系のフィルムや、カーボンなど柄が入ったフィルムは、ワックスを使うともとの風合いが変わってしまうため、ワックスの使用は避けた方が良いでしょう。
まとめ
着せ替え感覚で好みのデザインに変えることができ、剥がせば元通りにできるカーラッピング。自分で貼ると施工に時間がかかったり、気泡が入ったりしてしまう可能性があるため、カーラッピングの施工は業者に依頼するのがおすすめです。他にも、取り扱っているフィルムの種類やパーツごとの料金を知りたい場合は、専門業者に相談してみてください。
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